マレーシア駐在の日々

マレーシアでの生活、言葉、ライフハックについてゆるく発信します。

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知らんけど

私の好きなマレー語は「Insya Allah(インシャアラー)」。

直訳すると「神の思し召しのままに」。

全ての事象は神の意思によって動き、うまくいくもいかないも神次第である、というイスラム教徒が頻繁に使う言葉です。

 

つまりは関西弁でいう「知らんけど」。

私はやってみるけれども、どうなるかは神の思し召しなので結果は「知らんけど」。

 

私「この資料、明日までにまとめてくれる?」

マレー人部下「わかりました。インシャアラー(知らんけど)」

 

私「明日、2時までに来てね」

マレー友人「オッケー!インシャアラー(知らんけど)」

 

資料ができなくても、2時を大幅に過ぎても、神の思し召しなので仕方ないのです。

 

上司や知人のブルシットなお願いを断りづらい皆様。

ぜひ使ってみてください!どんなお願いも約束もこの一言でOK!知らんけど。

ベトナム旅行記

ベトナム旅行からマレーシアに帰国しました。

チャンアンの見事な景色

1週間いて強く感じたのは、ほんとに社会主義の国か?と思うほどのベトナム人の押しの強さ。

 

妻と歩いているところを前に立ちはだかって、

 

「人力車どう?2人乗れるよ」

嘘つけ、どう見ても1人しか乗れへん。

「マッサージどう?いらない?ナンデヤネン!」
どこで覚えてんその関西弁。


「フルーツどう?運ぶの重いんよ」
知らんがな。

と色々売りつけてきます。

商魂のたくましさは中国人レベル。尊敬します。

ホイアンランタンフェスティバル


加えてフレンドリーな人々、歴史的な建造物、衝撃的な戦争の記録、きれいな海、おいしいごはん。

味わい尽くすには1週間では足りませんでした。

 

日本で食べる海外の料理は、正直その国で食べるより美味しいと思ってしまうタイプです。

イタリアのパスタ、インドのカレー、韓国の焼肉など、胸を膨らませて現地で食し「あれ?地元の店のほうがおいしくない?」と感じることもしばしば。

まあ、現地でいい店を選べてないという可能性もありますが。。

 

ベトナムは違いました。

とにかくご飯がおいしい!

生春巻き、フォーなど有名なものから食べたことないメニューまで、日本で食べたベトナム料理より数倍おいしいと感じました。

フランスパンに豚肉や野菜などいれたBahn Mi(バインミー

ベトナムへのグルメ旅、オススメです。
ただビールが水と同じ値段なので、飲みすぎないよう注意下さい。
私も自制心を保つのが大変です。

 

たまにはインスタ映えする写真をと思い、有名なハノイの線路に立ち入れる場所で妻に写真を撮ってもらいました。

 

線路に座ってポーズを取った瞬間、

「丸いドーナツどうや?」

と、後ろからおばちゃんの売り込み。

インスタ映えない写真が撮れました。

 

コロナ後の初海外旅行で悩まれてる皆さん、ベトナム オススメです。

マレーシアの観光先

コロナによる国境規制が緩和され、両親と叔父夫婦がマレーシアに旅行に来たいと連絡が来ました。

私がマレーシアに来たのはコロナ禍真っ只中だったので、今回初めて家族を迎えることに。
せっかく来てもらうからには楽しんでもらいたい!と張り切ってマレーシア旅行プランを考え始めました。

始めて5分、重大なことに気づきました。

 

 

どこ行けばええかわからん

 


コロナ規制が緩和されて、あらゆるマレーシアの観光地に行きました。
クアラルンプール周辺はもちろん、ランカウイ、マラッカ、ペナン、コタキナバル、イポー。
さあどこに行こうか、と考えたとき、

あれ、あの寺院てどこやっけ。
あの高いところ登って景色見たのは。
あのごはん食べた場所は。
シュノーケリングした場所は。。

全ての都市の記憶が混ざっていて、全く特定できません。

どの街も楽しかったです。
ただ、ここと言えばこれ!という特徴がマレーシアの観光地にはありません。
だいたいどこも同じ景色、同じ食事、同じ建物が並んでる。
それがマレーシアです。

おいしい中華とインドカレーがあって、
イギリスやオランダ統治時代のオリエンタル建築があって、
活気ある市場があって、
綺麗な海があって、、、

 

あかん、どこに行ったらええかわからん。

 

よし、もうどこも行かないでおこう。

 

 

両親の滞在予定は4泊5日。



1日目:ようこそ!飛行機疲れたでしょ、休んで→ホテルへ送迎
2日目:ここが我々の家ですと紹介→ホテルへ送迎
3日目:ホテルのプールサイドでのんびり→ホテルへ送迎
4日目:お土産探し→ホテルへ送迎
5日目:正月には帰るね、気をつけて→空港へ送迎

 

よし、これくらいにしておいて、後は来たら考えよう。
どこ連れて行っても同じやし。

 

 


と、マレーシア人に刺されてもおかしくないひとりごとを書いてしまったことに気付きました。

 

てかホテルのプールサイドからホテルへ送迎てなんやねん。

外に出ろ。

 

どこに行っても素晴らしい国、マレーシアを丁寧に案内したいと思います。

 

揺らぐ口コミの信頼性

 
「あそこのお寿司屋さん最高やで!」
「あのイタリアンは間違いない!」

いわゆるレストランの口コミ。
家族や友人から聞くとつい行きたくなり、実際行ってみると本当においしい料理を楽しめることが多いですね。
 
ただマレーシアに来たあと、その口コミの信頼度が揺らいでいます。


「あそこのナシカンダー(インドカレーのようなもの)めっちゃうまいから行ってみ」
「あの店のナシレマ(ココナッツで炊いたご飯)、他の店とは違うよ!」
私がマレー料理が好きだというと、いろいろなレストランのオススメを同僚や友人が、言わずにはいられないという感じで教えてくれます。
 
その何件かに行ってみました。
胸を躍らせ行ってみました。
感想は
 
近所のチェーン店と何が違うんや。。
 

私はマレー料理が大好きです。
休日の昼に近所のチェーン店で食べるマレー料理が、毎日お昼の社食で出てくるマレー料理が楽しみで仕方ありません。
ふだん滅多に食べないから、というわけではないです。
 
同僚が紹介してくれた店は、どこもおいしかったです。
ただ、社食と同じ味です。
違いが全くわかりません。
教えてもらったイチオシレストランと、チェーン店とお昼の社食。
すべて、同じ味です。
 
自分が味オンチなだけか?と同じくマレー料理好きの妻に聞いてみました。
「違いがわからない」
 

マレー料理は基本ワンプレートで、ご飯、野菜、肉や魚、スープを混ぜ混ぜして食べます。
おいしいんですが、どうしても大味になります。
そうなるともはや、微妙な違いは正直わかりません。
 
ただマレー人に言わせると「全然違う」。
彼らには「社食なんか食えたもんじゃない」のだそう。
毎日、嬉々として食べてる私を彼らはどう思ってるのでしょうか。


私たちがお寿司屋、おそば屋の選択にこだわりがあるように、マレー人もまた小さな頃から食べ慣れてる料理にはこだわりがあるのでしょう。
でもそれは、食べ慣れてない外国人には伝わりづらいかもしれません。
 
今度マレー人の同僚が日本に来たとき、「最高級の寿司をごちそうするわ!」とスシローに連れて行ってみます。

アフターコロナの試練

昨年2月にマレーシアに来てから最近まで、コロナ禍でずっと国境が閉じたまま、むしろ国内さえどこも行けない状態でした。

つらい日々からようやく解放され、行きたいところに行ける幸せを最近は妻とかみしめています。

 

しかし、今こうして国境が開いたら開いたで、サラリーマンの私には新たな試練が待ち構えていました。

 

それは「神々の遊び(えらいさんの出張)」対応です。

 

社長、副社長、取締役、なんとか部長。。

ほとんど話したこともない雲の上の方々。

 

5月にマレーシア政府が出張や旅行を受け入れると発表したとたん、堰を切ったようにそうした殿上人が続々マレーシアにご降臨されます。

 

その受け入れ、調整、手配をするのは下々(駐在者)の仕事。

空港へのお迎え、ホテルや車、ドライバー、通訳、レストランやケータリングの手配、マレーシア社長とのミーティング、工場や店舗視察の調整、そして空港までのお見送り。。

ツアーガイドも真っ青になるレベルで、神々をもてなします。

 

但し神をもてなしたことで、自分の仕事がやりやすくなるとか、そういうことは特に起きません。

神は色々な場所を淡々とご視察され、色々とご下命を賜り、いいホテルに泊まりいいご飯を食べて帰っていきます。

むしろ神のご機嫌に応じて仕事が増えることもあります。

 

神々がご帰還されるころにはマレーシア人スタッフから「最近仕事しないで何やってんの?」という視線が私に向きます。

彼らからすると日本の神など知ったこっちゃないです。

私にとってもです。

 

 

コロナ禍はいいことなんてなかったと思ってましたが、一方でこうしたブルシットジョブを消し去ってくれてたんだなと強く実感しました。

あの頃に戻りたくないけど、戻りたい。。

神を崇めなくていい時代に。。

 

この日記、上司に読まれませんように。

36時間のフライト

マレーシアのコロナも概ね収まり、日本にも隔離なしで入れるということで、赴任以来1年3ヶ月ぶりに日本へ帰国しようと決意。
妻の実家の愛知県に行くため、シンガポール航空
20:40 クアラルンプール→シンガポール
深夜1:20 シンガポールセントレア
の便で帰国することにしました。

久々の日本帰国にワクワクの当日。
シンガポール行きの飛行機に乗り込んだまでは良かったのですが、一向に離陸せず。

機体の最終確認をしています、というアナウンスが何度か入りつつも、動かず。

まあ乗り継ぎの時間は余裕あるし、と思っていましたが2時間後、「トラブルが見つかったため一旦降りてください」とのアナウンス。

仕方なく降りて待合室で待機。
もうすぐシンガポールから飛行機出るんだけどとスタッフに聞いても「トラブル解消次第伝える」という回答のみ。

更に2時間経って午前0時になっても新たな案内なし。
待合室の席で横になって過ごす。

更に2時間経った午前2時。
乗客達が殺気立ち始める。

なぜ案内がないのか?時間がかかるならホテルを用意すべきだろ?責任者はどこだ?

シンガポール航空のスタッフは、ホテルは満室、ここで待っててくれ、責任者はいないとの説明を繰り返す。

そして当初の予定から10時間経った午前6時。
やっと出発するとのことで再び機内へ。

するとまた1時間止まったのち、「残念なニュースがあります」と機長のアナウンス。
「やはりトラブルで離陸できません。降りてください」との絶望的なメッセージに一旦怒りを収めた乗客たちも再び激高。。

結局クアラルンプールを出発できたのは午前9時。
チェックインから12時間以上経っていました。

当然セントレア行きの飛行機には間に合わず。
シンガポールで紹介されたのは、バンコク経由で次の日の午前にセントレアに着くフライト。

ということでさらに12時間、シンガポールバンコクの空港で待機。
フラフラになりながら合計36時間かけてセントレアに辿り着きました。

するとやっぱりというか、荷物が出てこない。
シンガポールでフライト変更になったためロストバゲージ
日本のスタッフさんは自分のせいでもないのに、申し訳ございませんと謝って下さいました。

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ああしばらく忘れてたけど、そういえば東南アジアてこんな場所だったなと思い出しました。

トラブル対応が苦手
ミスを繰り返す
責任者は出てこない、だから決断もできない

若い頃、インドネシアに留学してたときも似たようなことをたくさん経験しました。

なので、もちろん疲れたし心も折れましたが、怒りというより懐かしさで笑ってしまいました。

今回は東南アジアのゆるさが悪い方向に出ただけで、笑って受け入れないと生きていけないです。

東南アジアはどんどん発展していますが、こういう部分はいつまでも変わらないかもな、という気がします。

とにかく久々の日本!
満喫します。

カーナビというテンプレ

テンプレに騙されるな

ということを尊敬する勝間和代さんから学びました。

スマホといえばiphone、日用品といえば無印、いつかはタワマン、、
もっと安くて同等以上の品質を持つ商品があるのに、考えなしに買ってしまう。

今までの私もそうでした。
疑いもせずiphoneを使って、「ダイソーに同じのあるよ」と妻に言われても無印の高いのを選んで。。
「同じでも無印の方が絶対いいって!」とか偉そうに妻に言ってた自分に赤面します。

Androidスマホに代えてみたら、ダイソーの商品を使ってみたら、驚くほど高品質で満足のいくものでした。
思い込みから離れて視界を広げると、とても気持ちよく暮らせるんだなと気づきました。

他にないかな、自分がテンプレにはまってたもの、、と1週間くらい考えたところ、一つ発見しました。

カーナビです。

車買ったことある方はご存じと思いますが、クソ高い新車に、クソ高いナビ装着をディーラーは勧めますよね。
でも皆さん(私も)、何百万もする買い物だし、プラス20万くらいいいか、音楽も聴けるしナビ付で安心だし、、みたいに割と簡単に買ってしまいがち。
完っ全に不要だってことに気づかされました。

マレーシアではよく配車アプリでタクシーに乗ったり同僚の車に乗りますが、誰一人としてナビなんかつけてません。
スマホスマホホルダーだけ。たまにディスプレイオーディオ(2‐3万)をつけてる人がいるくらい。
スマホアプリの無料ナビ性能は恐ろしいくらい高く、地図更新も自動、渋滞情報や警察の有無まで教えてくれる。。

少し前、これに気づいてない日系ブランドがマレーシアでナビを発売して大コケしていました。
その後在庫が余ったのか標準装備にしてましたが、その車のタクシーに乗ってもだれも使ってません。

日本でも、無料のナビアプリいくらでもありますね。
そもそもGoogle Mapも相当なクオリティです。
画面が小さいのが嫌なら、2万くらいのディスプレイオーディオを買ってテザリングすればいい。
あんな高くて、地図更新も面倒で、警察の居場所も教えてくれない(?)カーナビから解放されましょう。

テンプレにはまらない生き方、まだまだ色んなところにテンプレは潜んでそうです。
また見つけたらここに書きます。