マレーシア駐在の日々

マレーシアでの生活、言葉、ライフハックについてゆるく発信します。

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オーディブル聴き放題が最高!

オーディブルが聞き放題をスタートさせたと聞いて、妻と始めてみました。

 

www.audible.co.jp

 

正直、Fireやアプリの読み上げ機能より少し聞きやすい程度かな?くらいの期待度でしたが、いい意味で大きく裏切られました。

これで月額1,500円は素晴らしいコスパです。

下記、特に素晴らしい部分を2点挙げます。

 

まず、読み上げのクオリティがめちゃくちゃ高い。

喋ることを生業としている方の声で聴く本は、理解度が大きく上がりました。

アプリの読み上げ機能の場合、漢字の読み方を間違えたり、各章のタイトルとその後の文章の始まりに息継ぎがないなど時折理解に時間がかかり、内容すべてに集中できないことがあります。

一方でオーディブルはプロの声優さんが一字一句間違えることなく自然に読んでくれるので、何も気にせずにすっと入ってきます。

 

特に、小説は鳥肌ものです。

宮部みゆき火車」を朗読しているのは俳優の三浦友和さん。

「どれだけ声色を使い分けれるの?」と思うレベル。

登場人物のセリフ部分は説明がなくても誰が話してるかわかるほど、声の性格を作って朗読されていました。

 

おかげで、イライラするクアラルンプールの渋滞も「もう少し動かなくてもええよ」と思えるほど車内での耳読が楽しくなっています。

 

ふたつめは、睡眠のクオリティが上がります。

 

は?とお思いでしょうが、いい声はいい睡眠をつくります。

夜ベッドに横になって、タイマーをセットして聞く声優さんの声はまさに子守唄。

とても心地よく、毎晩5分もかからず眠りに落ちています。

Huwaweiのスマートウォッチによる睡眠スコアも軒並み80点台。

朝も気持ちよく起きられています。

 

ただ、聴き放題の対象外の聴きたい本があっても、アプリから購入できません。

聴き放題会員は買えないのかな?ちょっと確認する必要ありです。

 

通勤時間が長い方。

不眠に悩まされてる方。

本を読みたい、だけど続かない方。

おすすめです、ぜひ。

マレーシアと日本の決断力

ついに、マレーシアが観光客に対しても扉を開きます。

https://mtown.my/covid-19/220326-001/

 

マレーシアに来て約1年。

昨年は日本と比べ物にならない移動規制、ロックダウンを経験しました。

マスク必須はもちろん、出社禁止、半径10km以上の移動禁止、レストランでの食事禁止、友人・親戚の家への訪問も禁止。

ロックダウン中に自宅パーティを行った同じアパートの西洋人の部屋に警察が大勢押し掛けていたのを見て、こんな暑い国で寒気を感じました。

そんなまともに外にも出られない状況が半年近く続き、かなり精神的に参りました。

その後、規制緩和されてレストランで食事をしたときは妻と涙を流しました。

 

それから約半年で、ワクチン接種が進み重症患者が減ったのを機に観光客受け入れまで始める。

ロックダウンに対しては時間を返して欲しいくらいですが、この切り替えの早さと決断力は賞賛されるべきです。

そんな国に暮らしていると、「日本はいつまでごちゃごちゃやってんの?」と感じます。

 

ロックダウンなどの強い規制なしにコロナを抑え込んだ日本政府の方針は素晴らしいです。あんなもの絶対やるべきではない。違う病気になります。

でも、どこかで必ずコロナとは共生の道を選ぶ必要があります。

アメリカよりも断然ワクチン接種率の高い日本が、未だに観光客どころか留学生や技能実習生さえ満足に受け入れないというのは、決断力が低すぎます。

 

こんなことを続けていると、日本はあっという間に世界から見放されます。

観光客も、留学生も、働きたい人もみんな「めんどくせえ」と違う国へ行く決断をします。

ちきりんさんの「マーケット感覚を身につけよう!」という本の中で、「変えなければ替えられる」という表現がありました。

マーケット感覚を身につけよう 「これから何が売れるのか?」わかる人になる5つの方 [ ちきりん ]

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感想(8件)

いつまでも超不便な「羽田→成田移動」を観光客に強いていた日本が、韓国の仁川空港経由の欧州便にあっさりシェアを奪われたように、

いつまでも有権者の目を気にして開国しない日本は、このままだとあっさり観光先や留学先を他国に替えられてしまうでしょう。

 

そうした決断力のない日本の政府には、マレーシア政府の決断力を(いいところだけ)見習ってほしいものです。

マレーシアの職場

日曜というのに社長からの急用とのことで仕事場に呼び出され渋々来ましたが、約束の時間から2時間たっても社長(マレー人)は来ません。

と思ったら「社長今日は来ない、また明日の朝ね」とのこと。

みんな苦笑いで「まあよくあるよ」と笑って帰っていきます。

 

こんな感じで、日本での当たり前が全く当たり前じゃない、ということはマレーシアで日々感じます。

職場でも笑えることから、笑えないことまで多岐にわたります。

 

・朝ごはんは勤務時間が始まってから食べるもの

・渋滞は遅刻の正当な理由。渋滞を理由に週3で遅刻するスタッフも

・打合せにはお菓子が必須

・昼休みの10分前から食堂に列

・優先順位はお祈り。打合せはその後

・3年先?そんなこと考えなくていい。今がよければ

・話しかけても反応ないと思ったら、イヤホンで音楽聞きながら仕事

・自分の役割が完全に決まっていて、他のことは一切やらない

・「同僚の車が整備から帰ってくる」という理由で早退

・定時になる5分前から片付け、定時ちょうどでタイムカード

・少しでもいいオファーあれば簡単に転職

・かと思ったら3年くらいで戻ってくる子も

 

なんか彼らを見てると、私含め日本人は責任感が強すぎるのかな、と感じます。

もっと肩の力抜いて楽しく生きよう、という感じでしょうか。

抜けすぎな気もしますが。。

 

今月でマレーシアに来て1年。

帰国したら私も上記のような人間になっているかもしれませんが、快く受け入れてもらえると助かります。

母が詐欺に遭っていた話

母が詐欺まがいの不動産投資に手を出していた。

 

1800万円のアパート一室をサブリースして、月々の家賃収入6万円を稼ぐというもの。

「手元にあると使っちゃうし、毎月6万円きっちり入ってくるのが堅実でしょ」

という母の言葉に、開いた口が塞がらなかった。

 

母は今69歳。

奇跡的に家賃収入がずっと6万円入ってきたとしても回収に25年、そのとき94歳。

まして、そんなことは起こりえない。5年、10年と経つに従って家賃は下げざるを得ないし、借主がいない期間も考えれば回収期間はもっと伸びる。

 

「サブリース会社の家賃保証があるよ」

契約書をよく見てみるとたった1年。それ以降は見直しの可能性があるとなっている。

家賃保証なんて続かない。あったとしてもサブリース会社が倒産したらそれまで。

サブリースで多くの人が破産したかぼちゃの馬車事件でさえ母は知らなかった。

 

「銀行に預けてても増えへんやん」

投資するならドルコスト平均法で十分。

世界の誰かが成功すれば儲かる仕組みの世界株式インデックスに投資すればいい。

わざわざアパートの一室に投資を集中させる必要はない。

 

母はその建設中のアパートに、アパートのある街に行ったことすらなかった。

「とてもいい場所ですよ」という営業マンの言葉のみを信用。

もしそこが反社の巣窟だったら、荒れ果てた地域だったら、誰が借りてくれるのか。

 

もちろん犯罪ではない、れっきとしたビジネスのひとつ。

詐欺だと言ってはいけないのかもしれない。

でも上に書いたようなことを見ていると、どう考えても詐欺。

超ハイリスクでローリターンな、高齢者を騙すだけの商品にしか思えない。

 

何日も母と話し合って、クーリングオフすることに納得してくれた。

サブリース業者の営業マンは母からのクーリングオフの依頼に、今までの誠実な態度から手のひらを返し、悪態をついて電話を切ったらしい。

 

こうした話は初めてではない。

69歳の母は脳出血を患って以来、ものの判断がうまくいかない、というか人の言うことを疑いもせず信用してしまう傾向にある。

周りがいい人ばかりならそれでもいいが、人のいい高齢者をカモろうという輩が輩を呼び、母の周りには怪しい商品を勧める人間までたくさん集まってきている。

投資商品、サプリメント、化粧品、パソコン教室、、

 

両親が何十年も必死に働いてきたお金がこんな形で取られるなんて、どうしても納得できない。

帰国したら、これからのことについて母としっかり話し合おうと思う。

 

マレーシアでのケガ、手術、入院

先日、KL市内のグランドで参加したラグビーの練習試合で、左肘を脱臼してしまいました。

 

勢いよく相手ゴールに飛び込む前の私

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ここまではよかったんですが、、

飛び込んだ際に相手の膝が入り、気づいたら肘が変な方向に。

応急処置して下さった皆様には本当に感謝です。

 

ということで、肘を元の位置へ戻すために病院へ。

簡易な手術と、一泊の入院をKLの病院で経験したのですが、日本との違いが興味深かったのでここに記します。

 

1.基本的に救急車は来てくれない

一応、救急車を呼ぶ番号はありますが、遅い、運ばれる病院のクオリティが低い、医者もいないことが多い等で、自分で行くことになります。

今回友人に運転して連れてってもらいましたが、一件目は「今医者がいない」ということで門前払いでした。

近くの大病院を予め把握しておき、万一はここに行く!と決めて、連絡先も控えておくことが大事だなと思いました。

 

2.高額の前金が必要

日本でも1万円くらいのデポジットを求められることはありますが、こちらでは入院前にRM5,000、約14万円の前金が必要でした。

会社の提携先が保証レターを出してくれたので支払わずに済みましたが、とりっぱぐれリスクを徹底してるな、という感じです。

 

3.消灯時間がない

日本なら22時前後で病棟は消灯ですが、こちらは決まりなし。

午前0時頃に緊急手術を終えた私が2人部屋に入ったとき、相部屋の患者は大音量でサッカーの試合を観戦し、スマホでアニメを見ていました。

私が隣に入ったと知ってどうするのかと思いきや、音量を少しだけ下げ、ライトをつけたまま3時頃まで見続けていて、思わず笑ってしまいました。

確かに、入院時はヒマなんで何時まで起きててもいいですよね、迷惑かけなければ。

 

4.食事が豪華

入院食というと簡素でおいしくないイメージでしたが、なんとスタッフがメニュー表を持参。

朝昼夕、それぞれ5,6種類の中から選択でき、味もおいしかったです。

写真は夕食のフィッシュハンバーガー、フライドポテト、コールスロー、フルーツ。

病院もリピート客確保?のために色々考えてるなと感心しました。

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ケガから手術まで約6時間かかり、なかなかハードでしたが、こんな経験ができることもそうない、とプラスに考えることとします。

何よりずっと励ましてくれた妻に感謝!

 

パソコンが打ちにくいので、次は音声入力でブログ更新にチャレンジします!

国に差別された人たち

マレーシアには、ブミプトラ政策という超ぶっ飛んだルールがあります。

 

簡単に言うと「同じマレーシア国民でもマレー系をひいきするで」というものです。

・国立大学にはマレー系が優先的に入学

・公務員、国営企業の社員は、マレー系が9割

・車の輸入はマレー系が一定数いる会社のみ

・公共事業はマレー系企業が優先的に受注 など多数

 

要するに、そのほかの中華系、インド系は生まれながらに差別されています。

国が堂々と、同じマレーシア国民を民族で差別するという政策がまかり通っています。

日本で言うところの、江戸時代の士農工商階級のようなものでしょうか。。

 

そもそもの始まりは1970年代。

勤勉でビジネスに長けた中華系と、おおらかでのんびり?したマレー系との経済格差が大きくなり、マレー系による暴動にまで発展したことから。

そこから約50年、2022年にもその政策が生きていることが驚きです。

 

ただもっと驚くのは、それを受け止め、強かに生きている他の民族です。

そんな火種になった中華系と、とばっちりを食らったインド系のマレーシア人は、一切グチも言わずに淡々と暮らしています。

むしろ差別を糧にしてるかのように、沢山の人が海外へ留学し、多様なビジネスを展開し、マレー系より所得水準が圧倒的に高い人がたくさんいます。

 

どんなけ立派なんでしょう。

「環境や人のせいにするな」とよく言いますが、まさにそれを地でいくのが中華系、インド系マレーシア人です。

 

この姿勢をマレーシアにいる間にしっかり学ぼうと思った、花火と爆竹の鳴り響く春節の1週間でした。

見えない壁

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マレーシアは、多民族国家の象徴ともいえる国です。

 

約3,200万人の人口が、いわゆる土着の民族 マレー系(約6割)に加え、中華系(約3割)、インド系(約1割)に分かれています。

 

彼ら彼女らは同じマレーシア人です。

ただ、服装も、食事も、使う言語も全く違います。

 

頭をスカーフで覆い、肌を見せないマレー系女性の横を、タンクトップに短パンの中華系女性がすれ違っていきます。

 

マレー系は普段から公用語であるマレー語を使いますが、中華系同士は中国語を、インド系同士はタミル語を話します。

マレー語が話せず、他の民族とは英語で会話する中華系がたくさんいます。

 

酒、豚肉禁止のイスラム教徒であるマレー系の食堂の横で、中華系がチャーシュー丼の店を開いて、ビールを販売しています。

 

それぞれの民族が同じ席について話したり食事しているところを、ほとんど見たことがありません。

かといって何か激しく言い争ったり、トラブルが起きているところも見たことがありません。

一言で言うと、「住む世界が違う」。

すれ違っているのに、近くにいるのに、お互いに何の干渉もしない。

 

「多民族が共生する国」なんて紹介文がよくついていますが、これは本当に「共に生きて」るんでしょうか。

単に国というハコを共有しているだけで、他は何もかも別世界にいるように見えます。

一つの国にいながら、ここに来るとマレーシア、そこに行くと中国、あそこに行くとインド、というように3つの国に住んでいる気さえします。

 

互いを尊重していると言えば聞こえはいいですが。。

これが多民族国家なんでしょうか。

 

もちろん完全に分断されているわけではありません。

私の職場には全ての人種がいて、仲良く仕事しています。

マレー系と結婚した中華系の知り合いもいます。

ただそれ以上に、民族間の見えない壁を日々強く感じています。

 

こうした裏側には、マレーシアという国の独特な制度が絡んでいるんですが、それは少し詳しく勉強してから、また次回書こうと思います。